People #01

「売る」ことより「信頼」を貫く、花谷建設の揺るぎない誠実さとは

取締役 営業本部 副本部長

高校卒業後、新卒で花谷建設へ入社。工事部にて24年間にわたり施工管理職に従事。その後、工事長の役職を経て本社へ異動し、購買部副部長や工事部長を歴任。現在は取締役営業本部副本部長として、顧客関係の強化と組織の成長を牽引している。

Defining our Legacy.

あなたにとって
花谷建設とは?

33年分の恩返しを、未来へつなぐ舞台

新卒で入社して33年になりますが、右も左もわからなかった自分を一人前の技術者に、そして経営者にまで育ててくれた、まさに「自分を成長させてくれた場所」そのものです。いただいた恩を胸に、培ってきた経験や信頼を次は若い世代へつないでいきたい。会社や地域へ恩返しを続けていく、本当にかけがえのない場所ですね。

新卒入社から33年。彼は現場での施工管理を経て、現在は組織を牽引しています。現場経験から導き出したのは、技術力以上に「誠実さ」がビジネスを左右するという事実でした。30年以上かけて築いた顧客との信頼関係は、現在、紹介の連鎖だけで案件が途切れない強固な受注基盤となっています。この無形の資産を次世代へどう継承し、組織を成長させていくのか。現在の取り組みや今後の展望について話を聞きました。

毎日が真剣勝負の緊張感のなかで職人に鍛えられた新人時代

ーーまずは入社当時のことを振り返っていただけますか。

1992年、私が花谷建設に入社した当時は、まだバブルの余韻が色濃く残っているような熱気がありました。高校を卒業して入社したばかりでしたが、当時はとにかく現場が忙しく、新人の私も入社してすぐに施工管理として現場へ配属されました。
最初に担当したのは立派な木造住宅でしたが、右も左もわからない新人にとって、期待よりも緊張感に満ちた場所でしたね。

ーー最初から重要な案件に配属されるのは大変なプレッシャーだったのではないでしょうか。

自分よりも年上、下手をすれば父親以上の年齢の職人さんたちに指示を出さなければならないこと。これが最大の壁でした。当時の職人さんは今よりもずっと気難しくて怖かったですし、「信頼関係を築けるかどうかがすべて」という緊張感が漂っていました。
毎日が真剣勝負でしたが、職人さんたちはプロとしてのプライドがある一方で、一生懸命に食らいつく若手には驚くほど温かかった。指示を出すというより、現場で一緒に汗をかき、多くのことを教わった時間でした。

ーー厳しい環境の中で、信頼関係を築くために意識していたことはありますか?

「正直でいること」ですかね。わからないことを知ったかぶりせず、「教えてください」と素直に頭を下げる。そして、教わったことは必ず反映させる。その繰り返しで、「そこまで言うなら一丁やってやるか」と徐々に信用してもらえるようになったんです。
そんな関係性の中で、職人さんたちは単なる仕事のパートナー以上の、人生の師匠のような存在になっていきました。

ーー厳しい現場の中、社内の先輩や同僚はどんな存在でしたか?

ここぞという時に助けてくれる、心強い存在でしたね。
特に印象に残っているのが、入社6年目の出来事です。初めて自分一人で任された現場でスケジュールが厳しく、一人で抱え込んで夜遅くまで作業に追われていました。
そこへ、自分の現場を終えた同期や先輩たちがふらっと私の現場に集まってきてくれ、「夜通しで手伝うことはないか?」と声をかけてくれたんです。仲間の助けで無事に工期を守ることができ、「一人じゃない」という心強さが、どれほど大きな力になるかを痛感した出来事でしたね。
花谷建設には誰かが困っていれば自然と助け合う「お節介」なほどの優しさが、当時から当たり前にありましたね。

答えを教えず「気づき」を促す。自力で掴む自信を与える

ーー数々の現場を経て工事長になった後、指導する立場として意識したことはありますか?

「あえて答えを教えず、一歩引いて見守る」ことですね。施工管理という仕事は、教科書通りの正解が通用しないことの連続です。だからこそ、私は後輩の主体性を尊重し、あえて自分の力で考え抜く時間を作るようにしています。
もちろん、安全や品質に関わる重要な局面では迷わず手を差し伸べますが、まずは本人を信じて託してみる。自分の判断で動き、壁に突き当たって試行錯誤を繰り返す。そうして悩み抜いた末に活路を見出した時の手応えこそが、何よりも本人の糧になると信じているからです。

ーーその後、購買や営業など様々な経験をされましたが、職種が変わっても共通する「軸」はありますか?

根底にあるのはやはり「現場を知っている」という強みですね。
例えば、購買部時代であれば、単なる書類上のやり取りではなく、現場が必要とする資材やタイミングを熟知した上で、品質とコストの最適なバランスを追求できました。そして、現在の営業においても、現場の裏側まで知り尽くしているからこそ、お客様に曖昧な約束をすることはありません。
職種こそ変わっていますが、最終的にお客様から「花谷に頼んでよかった」と言っていただくためのバトンをつないでいる感覚ですね。その一貫性こそが花谷建設の強みだと思います。

誠実さが生む「信頼の連鎖」。紹介で仕事がつながり続ける理由

ーー営業本部として、どのようなスタンスでお客様に向き合っているのでしょうか。

「売ること」よりも「信頼を育むこと」を最優先にしていますね。そのため、数字のために無理に売り込むような「お願い営業」や「飛び込み営業」をすることはありません。というのも、私たちの仕事のほとんどは、過去にお世話になったお客様からの継続的なご依頼や、ご紹介によるものです。
これは、花谷建設が80年という歴史の中で積み上げてきた「信頼の証」だと自負しています。一度建てて終わりではなく、何十年経っても「また花谷さんにお願いしたい」と思っていただく。その積み重ねが、営業活動そのものになっているんです。

ーー営業をせずとも、これだけ紹介が途切れない理由はどこにあるのでしょうか?

大きくは「嘘をつかないこと」と「損得を超えて寄り添うこと」の2つですね。私は営業としてお客様と接する際、できないことははっきりと「できない」とお伝えしています。目先の受注欲しさに曖昧な返事をするのは、結果的にお客様を裏切ることになるからです。また、社長をはじめ全社員が「そこまでやるか」というほどにお客様に尽くします。小さな修繕でも全力で駆けつける、そんな泥臭い誠実さの集積が、他社にはない強固な関係を築いているのだと感じます。

ーーお客様との信頼関係を築く上で、若手社員に一番強く伝えていることは何ですか?

「徹底して聞き手になること」ですね。こちらが売り込みたいことを話すのではなく、お客様が何を悩み、何を望んでいらっしゃるのかを徹底的に聞く。お客様の目線に合わせて、同じ景色を見ながら対話をすることを一番に置いていますね。
言葉尻一つにも気を配り、誠実さを積み上げていく。そうした「当たり前のことを、当たり前に続ける」ことの重要性を、部下と一緒に現場を回りながら伝えています。

ーーそうした「誠実さ」を形にするために、実際の仕事の進め方で大切にしていることはありますか?

一番は「顔の見える関係性」を築くことです。大きなプロジェクトの一部を分担するのではなく、一人の担当者が最初から最後まで責任を持って手がける。だからこそ、お客様から直接「ありがとう」という感謝の言葉をいただけますし、私たち自身も地域の一員として、嘘のない仕事をしようという自覚が強く芽生えると感じています。

DXと現場力で、100年企業へ向けた「第二創業」を

ーーこれからの花谷建設を、どのような組織にアップデートしていきたいと考えていますか。

今、花谷建設はDXを推し進めています。昔のようにアナログな作業に時間を溶かすのではなく、デジタルを駆使して業務の無駄を徹底的に省ける環境を作りたい。
それは単なる効率化が目的ではなく、浮いた時間をもっと「お客様と向き合う時間」や「自分の成長のための時間」に充ててほしいからです。古い伝統は大切にしながらも、働き方は時代に合わせて大胆に変えていく。それが100年企業へと続く道だと思っていますね。

ーー若手の研修や教育体制について、どのような計画をされていますか。

早いうちから「ひとつの現場を任せる機会」を、もっと増やしていく予定です。誰かの後ろについているだけでは得られないので、自分で現場を動かして完結させる喜びを早く味わってほしいと考えていますね。
もちろん、その背後にはベテラン社員がバックアップとして控えています。失敗してもいい、でも自分でやり切る。その手応えを早期から感じられるような育成体制を整えている最中です。

ーー今後挑戦したいことは何でしょうか。

これまで33年間、私は花谷建設に育ててもらいました。右も左もわからなかった自分を、取締役という立場まで導いてくれたこの会社に、今度は私が恩返しをする番です。
ベテランが持つ「確かな技術」と「誠実な精神」を絶やすことなく、次の世代にしっかりとバトンを渡していく。そして、社員一人ひとりが「この会社に入ってよかった」と胸を張れる、活力ある組織を創り上げることが、私の使命だと感じています。

ーー最後に、これから花谷建設への入社を検討されている方へ、メッセージをお願いします。

建設業界は今、大きな転換期にあります。大変なこともありますが、自分が手がけた建物が形に残り、「ありがとう」と直接声をかけてもらえる。そんな仕事は、そう多くないと思うんです。
失敗を笑わず、共に汗を流してくれる先輩たちが、あなたを待っています。自ら「こうしたい」と声を上げる人を、私たちは全力で応援したい。80年の歴史という確かな地盤の上で、新しい時代を共に創っていきましょう。

Entry

「花谷」で共に働きたい方へ

花谷は、お客さま一人ひとりと誠実に向き合いながら、
信頼と価値を積み重ねてきました。

私たちは今、ともに未来をつくる仲間を募集しています。
ここでしか描けないキャリアを、一緒につくりませんか。

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