DX方針DX POLICY
建設業界を取り巻く経営環境は、少子高齢化に伴う労働力人口の減少、資材価格の高騰、法規制の高度化、働き方改革の進展等により大きく変化しており、企業としては生産性の向上と新たな付加価値の創出が喫緊の課題となっています。
当社においても、これらの課題に対応するため、DX(デジタル・トランスフォーメーション)の推進に取り組んでいます。具体的には、施工現場において施工管理ツールを導入し、工程・品質・安全管理の効率化を図ることで、現場作業の生産性向上に努めています。
営業部門においては、ノーコードツールを活用した顧客情報および商談履歴の一元管理を実現し、営業活動の可視化と属人化の防止を進めています。
また、全社的な取組としてペーパーレス化を推進し、紙書類の電子化を進めることで、業務の効率化と情報共有の迅速化を図っています。今後も引き続き全社的なDXの推進を進め、業務プロセスの最適化と付加価値創出に努めるとともに、経営環境の変化にも柔軟に対応し、持続的な成長を実現できる企業体制の構築を目指していきます。
課題解決に向けてのデジタル活用およびデータ活用の方策
デジタル活用のための環境整備
- ・社内インフラとしてのノーコードツール、施工管理ツール
- ・各拠点、現場のWi-Fi環境整備
- ・PC、スマートフォンの端末配備
HPなどによる情報発信
問い合わせフォーム、アクセス分析
ノーコードツール、施工管理ツールの活用
安全管理 | 安全パトロール結果やヒヤリハット事例等をデジタルで記録共有し、安全衛生意識の向上に活用する。 |
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品質管理 | 施工検査記録や写真管理をデジタル化し、品質不良の未然防止と是正措置の迅速化を図る。 |
工程管理 | 施工計画・実績をデジタル管理し、工程遅延の早期把握や適正な工期管理を実現する。 |
原価管理 | 受発注や予算実績管理をシステム化し、原価のリアルタイムな把握と収支管理の精度向上を図る。 |
顧客管理 | 顧客情報・商談履歴等を一元管理し、迅速かつ的確な顧客対応を実現する。 |
デジタル活用戦略推進体制
①DX推進プロジェクトの設置
デジタル化・DX推進に向けた社内横断のDX推進プロジェクトを設置し、各部門が直面する課題を持ち寄り、具体的な対応策の検討および実行を行っています。
②定例・臨時のミーティング体制
月2回、社外専門家も参加する定例ミーティングを実施し、各部門のDX推進状況、課題進捗、改善施策等について意見交換および検討を行っています。
必要に応じて随時臨時の部門横断ミーティングを開催し、発生した課題への迅速な対応策の協議・実施を進めています。
③社外情報の積極的収集と共有
DX関連の外部セミナー・講習会・他社事例研究会等に積極的に参加し、最新の技術動向・取組事例・法制度改正情報等の収集を行うとともに、社内における共有と活用を図っています。
④プロジェクトメンバーの選定と人材育成
各部門において、実際の業務課題に直面している担当者を中心にプロジェクトチームを編成し、現場実務に即した実践的なDX施策の検討を進めています。
DX推進に関する新たな人材の育成・確保については、既存業務と兼務可能な範囲での社内教育および外部研修等を活用し、段階的に人材の裾野を広げています。
デジタル戦略達成度に関する指標
業務デジタル化率、部門間デジタル連携率、課題解決数、教育人材育成状況 など